どーも、リハペンです。
この記事をご覧いただきありがとうございます!
最近増えてきた(・・・と思う)理学療法士という職業。
名前は聞いたことあるけど、具体的に何する人??
どうやったらなれるの?
という方の為に解説していきます!
ひとことで言えば「リハビリする人」
結果から言うと見出しの通りです!
しかし、友人や知人に「理学療法士です」と言うとよくあるのが・・・

ああ、接骨院の先生だよね!

いえ、接骨院はできないんですけど・・・

マッサージするひと??

マッサージ・・・も一応しますけど・・・
いちいち説明がめんどい!!www
とくに「マッサージ師」さんと間違えるのは、プライドの高い理学療法士にはNGです!
(マッサージ師さんがどうこうというより、理学療法士という名前に誇りを持ってるヒトって結構多いです。)ちなみに、リハペンは別に気にしません←プライド低めww
なので、理学療法士というものを他人に説明するときは
「リハビリする人!!」
と、一言で説明してみましょう。
そうすればだいたいの人は
「ああー、リハビリね!」と納得してくれます。
でも、「リハビリ」ってなに??
ここまで聞かれることはあまりありませんが、理学療法士を目指す以上は最低限知っておく必要があります。
「リハビリ」が「リハビリテーション」の略語であることは多くの人が知っていると思います。
ここからは少し雑学的な話ですが、実はこの「リハビリテーション」という言葉はもともと存在しません。
re: 「再び」
と
habilitation(ラテン語のhabilisに由来): 「適した」
を組み合わせた造語
これを直訳すると「再び適合させる」という意味になります。
もっとかみ砕いていうと、「障害や病気のある方の機能を回復し、再び日常生活に復帰できるようにする」といった感じでしょうか。
つまり、理学療法士という仕事をわかりやすく説明するのであれば
「障害や病気の方を訓練によって回復させ、日常生活への復帰を手助けする」仕事
ということになります!
どうやってなるの??
理学療法士になるには、大きく分けて3つのステップがあります
STEP1: 専門学校 or 大学に通う
STEP2: 実習を修了する
STEP3: 国家試験に合格する
これだけ言われてもピンときませんよね。
ではそれぞれ少し詳しく説明していきます
STEP1 : 専門学校 or 大学に通う
理学療法士は国家資格です。
なりたいと思っても、誰でもいきなり試験を受けられるわけではありません。
最低3年間は専門の学校機関に通い、卒業することが条件になります。
学校の種類は大きく分けて、専門学校と大学(短大も含む)があります。
さらに専門学校の中でも、3年制と4年制のものがあります。
もちろん、3年で学べる学校では早く資格をとることができますが、その分学習のスケジュールは濃密になるといった差があります。
立地条件や学習のカリキュラムなど、各学校のHPをしっかりと参考にし、自分に合うと思う学校を選ぶことが大切です。

学校は少なくとも3年以上過ごす場所です!
適当に選ばず、しっかり下調べをしましょう!!
STEP2: 実習を修了する
個人的には、
理学療法士になるうえで最大の関門・・・といってもいいでしょう!!
理学療法士の国家試験を受ける前に、実際に医療施設へ行き、実際の業務を学ぶための実習があります。
この実習にもいくつか種類があり、大まかに言うと
・見学実習: 1~2週間施設での業務を見学する(多少手伝うことも)
・評価実習: 2週~1ヵ月程度、患者さんの評価をさせてもらう
・臨床実習:実際の業務と同じように、担当の患者様に接し、治療計画を立てて実際に治療する
それぞれの実習の期間や回数は、学校によって少しずつ差があります。
実際に施設に行って学べるわけですから、非常に重要で有意義なカリキュラムなのですが、その実態は・・・
・平均睡眠時間2~3時間は当たり前
・ほぼ徹夜で書いたレポートを一蹴される
・バイザー(指導者)に怒鳴られる
・人権など皆無といっても良い
・・・・それが、実習です!!
・・・とまぁ、少し言い過ぎかもしれませんが、正直ひと昔前は本当にこれが当たり前の世界でした。
しかし、今はかなり改善され、学生に対してもっと有意義で余裕のあるものになってきています。
詳しくはこちらの記事でも紹介していますので是非ご覧ください
これから学校に通う、もしくは実習を目前に控えてる人は、そこまで不安にならないで大丈夫です!

それでも、実習が楽ではないことは確かです!
真剣な気持ちと覚悟を持って臨みましょう!!
STEP3: 国家試験に合格する
これが最後の関門です!
厳密に言うと、国家試験を受ける前に各学校が定めている「卒業試験」をパスする必要がありますが、実習を通過した人であればそれほど問題にならないので割愛します。
国家試験の概要はこんな感じ!
・年に1回だけ開催される
・5択の選択肢から選択するマークシート方式
・問題は全200問、満点は280点満点
・合格には6割の168点以上が必要
初めて知った人が驚くのはたぶん最後の合格点でしょう
意外とボーダーライン低いんだな・・・と感じますよね?
実際、ここ数年の国家試験合格率は80~90%
年間、実に1万人以上の理学療法士が新たに誕生しています!
「なんだ、楽勝じゃん!!」
と思った人、それは大きな間違いです
そもそも、この国家試験に至るまでには膨大な量の勉強や過酷な実習を通過する必要があります。
実際、勉強についていけずに途中でリタイアする人も多いです。
つまり合格率が高いのは
それに見合うだけの努力をしてきた人間だけが試験を受けているからなんです。
この合格率だけを見て、気楽な気持ちで理学療法士を目指すのはお勧めしません。

逆に言えば、真面目に理学療法士を目指す気持ちがある人であれば決して難しい試験ではありません!!
それぞれのSTEPについて、もっと詳しく書いた記事を今後更新する予定なので、良ければそちらもご覧ください!
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、理学療法士という仕事となり方までを解説しました。
給料や就職先について詳しく知りたい!という方はこちらの記事をご覧ください!↓


最後に、ここまでをまとめると
・理学療法士は、リハビリによって障害や病気の方の回復を手伝う仕事
・なるためには学校へ通う、実習を修了する、国家試験に合格する必要がある
理学療法士になるのは、決して楽な道のりではありません。
しかし目標を持って勉強すれば9割近くが合格できる資格です。
自分は成績が悪いから・・・。
なんて心配することはありません。
理学療法士になると決めたら、その為の勉強をそれから頑張ればよいのです!!
この記事が、これから理学療法士を目指す方のお役に少しでも立てたらうれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
次回の更新もお楽しみに!!