どうも、リハペンです!
今まさに就職先について悩んでいる方や転職を考えている方
職場を考えるうえで、「残業時間」はとても重要な要素ですよね?
特に、給料の発生しない「サービス残業」
以前こちらの記事で、リハビリ職のサービス残業は減っている!ということをご紹介しました
しかし悲しいことに、まだまだサービス残業が多い職場というのはあるのです!
僕が以前働いていた整形外科のクリニックもその部類です
では、今回は僕の実体験を例に挙げてサービス残業の実態に迫りましょう!
そもそも終業時間が遅い!
これはサービス残業とは直接関係ありませんが、クリニックを知るうえでは必ず知っておきたい部分なのでご紹介しいます
クリニックの外来は、午前の部と午後の部に分かれていることが多いです
仕事終わりの方でも着やすいように、午後の比較的遅い時間まで診療を行うためですね
これはとても素晴らしいことなのですが、当然診療時間が遅ければそこで働くスタッフもそれだけ終業時間は遅くなります
よくみる時間の例で言えば、
午前:9時~12時 午後:16時~20時
みたいな感じですね
最後の患者さんを治療し、スムーズに終わってもだいたい19時30分頃に帰路につく・・・といった感じですね
帰りが遅くなると、その分帰宅から就寝までの自由時間が削れるわけですから、趣味や家のことに時間を費やすのが難しくなります
クリニックへの就職を考えている方は、まずこの診察時間をチェックしましょう!
ちなみに、僕がいたクリニックも昨年から診療時間が変更になり約1時間ほど就業が速くなりました!
基本的なサービス残業
まぁ「基本的なサービス残業」という言葉自体おかしい気はしますが・・・
整形外科クリニックではどんなサービス残業があったのかご紹介しましょう!
・業務外のカルテ記入
・強制参加の勉強会
・物理療法残り
業務外のカルテ記入
これはけっこうどんな職場でもある程度あるかと思います
まぁ簡単に言うと
「業務時間内ではカルテを書く時間がないけど、業務時間外でのカルテは残業に含みません」
ということです!(はぁ?)
先ほど、クリニックは昼休憩の時間が長いというお話をしました
その間はもちろん業務時間外なので何をしても自由ですが、実際はこの時間にカルテ記入や
計画書の作成をしていましたね
詳しくはこちらの記事で説明していますが、クリニックでは各患者さんの予約枠の間に時間が全くありませんでした
つまり、実質業務時間内にカルテを書くのはまず不可能だったんです
なので休憩時間や終業後に書くわけですが・・・それは残業にはならないと(遠い目)
これに関しては、恐らく今も変わっていないと思われます
クリニックの先生方、がんばれ!!
半強制参加の勉強会
これもセラピストあるあるな気がします
クリニックでは毎週1回、基本強制参加の勉強会が開かれていました
「半強制参加」・・・ここがポイントです!

勉強会って強制ですか?

いや、強制じゃないよ

じゃあ、参加しなくていいですか?

強制じゃないから自己判断だね

わかりました
(翌日)

なんで勉強会来なかったの?(怒)

・・・・・・・
いかがですか?
まるで「自粛要請」はするけど資金援助はしないくせに、要請に応じなかったら報道で吊し上げをするどこかの制度みたいですよね?
まぁ、これは病院からの指示ではなく、言ってみれば「リハビリ部門が勝手にやっていること」ですから、病院に給料の支払い義務がないのは仕方ないのです
誤解のないように言っておきますが、僕は「勉強会」が嫌なわけじゃありません
理学療法士になった以上常に新しいことを学んでいくのは非常に大切なことですし、むしろ率先してやっていくべきだと思います!
しかし・・・どうせ時間を使うのなら自分の好きな勉強がしたい!ということです
自主的な勉強であればそこに給料が発生しないのは当然だと思います
つまりは強制的に時間を拘束されていることに疑問を感じるわけですね・・・
物理療法残り
これはもしかしたらけっこう独特な部分かもしれません
わからない方も多いと思うので順番にご説明します
うちのクリニックでは徒手以外に「消炎」ということで機械を使った物理療法を行っています
その物理療法のつけ外しは、基本的に「リハビリ助手」という方たちがやってくれます
しかしこのリハビリ助手さんたちは、よほど忙しくない時は定時で帰ってしまいます
それはもちろん全然問題ありませんし、むしろそうであるべきだと思います
問題なのは、リハビリ助手さんが帰ったあとも機械を使っている患者さんがみえた場合、その対応はもちろんわれわれセラピストがやるわけですが・・・
この「機械待ち」の時間は残業がつかないんです!
これはさすがにおかしいと思いました
だって、自分の業務は全て終わっているの状態で、「患者さんの為に残っている」にも関わらず給料が発生しないって・・・
おそらく、この部分もまだ改善はされていないでしょう
クリニックの先生方、頑張れ!(2回目)
でも不満ばかりはNG
ここまで、自分がいた職場での不満を書いといてこんなことを言うのは変ですが
職場への不満ばかりを口にするのはやめましょう!
実は、この記事を最後まで読んでくれた方に本当に伝えたいのはここなのです!
確かに働いている中で、サービス残業だけでなく人間関係やルールなどで不満に思うことは必ずあると思います
しかし、もしあなたがそんな不満ばかりを聞かされる立場だったらどう思いますか?
「この人、自分のことばかり考えてるな」
「そんなことばっか言ってる暇があれば仕事すればいいのに」
と思いませんか?
不満を持つのは構いません!
ただ、行動もせずに口先ばかりで訴えるのは絶対にやめましょう!
そんな行為に、何のメリットもありません! あなたの価値を下げるだけです
もし不満があるのなら
どうすれば改善するのかを考えて、行動に移す
もしくは、改善案を考えて上司に相談する
こういった考えを持つようにするべきです!
ただ、ひとつ誤解してほしくないのは
「辛いのを我慢する必要はない」ということです
自分の心や体を削ってまで働くことはありません
身体的、精神的につらくて参ってしまいそうなら、我慢せずに周りにぶちまけてしまいましょう
ときには後ろを向いて逃げてしまうのも一つの方法です!
もしそれがすぐには解決できないことだとしても、誰かに話すというだけで楽になることもあります
「不満」と「負担」は違います!
それは必ず覚えておきましょう
まとめ
今回は、僕が働いていた整形外科クリニックの例にして、サービス残業について紹介しました
ここまでをまとめると、整形外科クリニックは
・終業時間が遅い
・カルテ業務や勉強会などサービス残業も多い場合がある
・それでも、不満ばかりを口にしない
この辺りを理解していただけたらと思います
この記事を読んで
「クリニックに行こうと思ってたけど、やっぱりやめた!」
という人もいるかもしれません
しかし、知っておいていただきたいのは
100%満足できる職場は無い!ということです
人に雇われる以上は、人が決めたルールの中で働くことになります
そしてルールを簡単に変えることができない環境で満足度を上げるには、周りではなく自分が変わる必要があるのです!
さらにもっといえば、100%満足できる環境を作りたければ起業して自分が環境を作る側になるしかないのです!
・・・と、少し大きな話になりましたが、実際に理学療法士でありながら施設経営などをされている先生方もたくさんいます
それにもし、「雇われセラピスト」のままだとしても、自分の中で考えを変えて仕事を楽しめるようになったら最強です!
みなさん、一緒に最強を目指しましょう!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
次回更新をお楽しみに!